- せっかく大学に入ったんだから交換留学をしてみたい!
- 地域によってかかる金額が知りたい!
- 奨学金をもらってコスパよく留学したい!
この記事では上記の悩みを解決していきます。
このように大学の交換留学制度を使って交換留学を考えている方も多いのではないでしょうか。
とはいっても、留学先によってどのくらい費用がかかるのか、奨学金で生活できるのか、節約は現実的なのか心配ですよね。
そこで本記事では実際に世界48の国や地域にある249校の海外の大学に大学間、学部間協定のある大学に在籍している人の話を交えて、これから交換留学を考えている方に国・地域別の交換留学費用の概算をご紹介していきます。
私自身も交換留学の制度を使って、中央ヨーロッパのチェコ共和国に留学していました。
- 国・地域別交換留学費用概算
- 交換留学での節約術紹介
- 交換留学をお得にする奨学金情報
これらについて体験談を交えて解説するので、これから交換留学を考えている大学生はぜひ最後までご覧ください。
*この記事では留学先の大学には授業料を払う必要のない、大学間の単位互換のできる留学を交換留学としています。
*留学費用に日本の大学に支払う授業料は含まれていません。
*1セメスターを5か月、2セメスターを10か月として計算しています。
この記事を監修した人
かおる|チェコ・プラハ留学経験者|
チェコ共和国、カレル大学に1年間留学などチェコ・プラハ留学経験者。
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【完全版】国・地域別の交換留学費用一覧まとめ
そもそも留学と聞くと無条件に法外な費用がかかるのではないかと心配な方も多いのではないでしょうか。
しかし国・地域別でかかる費用は全く異なり、自分の予算に合わせた留学先選びが可能です。
私自身も留学費用を全額自分で出す必要があったので比較的費用が安く抑えられるチェコ共和国のプラハに留学していました。
奨学金がなくても自分で払える額の留学先もあるので、ぜひ経済的理由で留学をあきらめる前にいろんな国を検討してみてください。
大学によって提携している留学先は異なりますが、まとめると以下のようになります。
- 英語圏
- ヨーロッパ圏
- アジア圏
- 南米圏
- アフリカ圏
これらの地域への留学でかかる費用を個別的に解説していきます。
この記事ではそれぞれの国・地域でかかる留学費用の概算をお伝えするのでぜひ留学先選びの1つの指標にしてください。
【英語圏】アメリカ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランド・カナダ
以下では英語圏の代表的な国での留学費用について解説します。
英語圏で交換留学を受け入れている国をまとめると以下の5か国です。
- アメリカ
- イギリス
- オーストラリア
- ニュージーランド
- カナダ
どれも交換留学だけでなく、語学留学先としても選ばれるところですね。
実際これらの国は私の所属している大学の学生にもとても人気の留学先です。
英語圏は言わずと知れた人気留学先でそれなりに費用がかかりますが、英語圏への留学を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
アメリカ
アメリカ合衆国へ10か月の交換留学をする場合、総額で大体250万円かかります。
この記事では項目別に各費用をまとめました。
10か月のアメリカ交換留学でかかる費用の概算は以下の通りです。
航空券代 | 20万円 |
ビザ申請費用 | 約3万5000円(340USD) |
現地保険代 | 10万円 |
寮費・家賃 | 30万円~150万円 |
食費 | 30万円 |
交通費・交際費 | 20万円 |
通信費 | 5万円 |
雑費 | 10万円 |
予防接種代 | 4万円 |
合計 | 132万5000円~252万5000円 |
是非参考にしてみてください。
大学によっては学生寮がニューヨークのマンハッタンのアパートよりも高い場合もあるようです。
その場合は民間のアパートを当たった方が良さそうですね。
家賃はアメリカのどこにいくか、ワンルームかシェアかでも全く金額が異なります。
まとめるとアメリカに10か月の交換留学をする場合の概算は130万円~250万円です。是非参考にしてみてください。!
イギリス
イギリスでは10か月の交換留学で約180万円かかります。
簡単に10か月のイギリス留学の費用をまとめると以下のようになります。
往復航空券代 | 15万円 |
ビザ申請費用 | 5万円(£348) |
現地保険代 | 10万円 |
家賃・寮費 | 90万円 |
食費 | 30万円 |
交通費・交際費 | 20万円 |
通信費 | 3万5000円 |
雑費 | 10万円 |
合計 | 183万5000円 |
ロンドンに留学した友達は寮費で奨学金が全部飛んでいくと言っていました。ロンドンは外食も高いですね。
イギリスは特に外食が高いので、自炊をした方が費用を安く抑えれます。
10か月のイギリス交換留学では概算で180万円ほどかかることが分かります。
イギリス留学を考えている人は是非参考にしてください。
ニュージーランド
ニュージーランドでは10か月の交換留学で約120万円~200万円かかります。
簡単に10か月のニュージーランド留学の費用をまとめると以下のようになります。
往復航空券代 | 20万円 |
ビザ申請費用 | 無料 |
現地保険代 | 5万円~10万円 |
家賃・寮費 | 50万円~140万円 |
食費 | 30万円 |
交通費・交際費 | 20万円 |
通信費 | 2万円 |
雑費 | 10万円 |
合計 | 137万円~232万円 |
ビザの申請代金が無料なのは嬉しいですね。
また、フラットより寮のほうが滞在費は高くなる傾向にあります。
さらに、航空券代は航空会社により大きく値段か異なるので自分にとってベストな航空会社を選んでください。
ニュージーランドでは英語圏でも比較的生活費が安く抑えられます。
英語圏で生活費を抑えたい人はニュージーランドを留学先候補に入れてみてはいかがでしょうか。
カナダ
カナダでは10か月の交換留学で約120万円~200万円かかります。
簡単に10か月のカナダ留学の費用をまとめると以下のようになります。
往復航空券代 | 15万円 |
ビザ申請費用 | 2万4500円(235$) |
現地保険代 | 5万円~10万円 |
家賃・寮費 | 50万円~120万円 |
食費 | 20万円 |
交通費 | 15万円 |
通信費 | 4万円 |
雑費 | 10万円 |
合計 | 116万4500円~191万4500円 |
食品の物価は日本より安いくらいなので積極的に日常的に自炊した方がよさそうです。
家賃、寮費に大きな幅があるのは、どのような住居形態をとるかで変わるからです。
シェアハウスが一番安く、意外にも寮が一番高い傾向にあります。
10か月のカナダ留学でかかる費用の概算は100万円~200万円です。
カナダ留学を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
オーストラリア
10か月のオーストラリア交換留学でかかる費用の概算は、140万円~220万円です。
簡単に10か月のオーストラリア交換留学の費用をまとめると以下のようになります。
往復航空券代 | 15万円 |
ビザ申請費用 | 5万円(620AUD) |
現地保険代 | 10万円 |
家賃・寮費 | 50万円~130万円 |
食費 | 30万円 |
交通費・交際費 | 20万円 |
通信費 | 1万5000円~4万円 |
雑費 | 10万円 |
合計 | 141万5000円~224万5000円 |
オーストラリアも寮費が非常に高額な場合が多いです。
友達は寮費が月13万円だと言っていました。
どの国でもそうですが、交際費はどのような生活スタイルを取るかによって全く異なってきます。
10か月のオーストラリア交換留学では130万円から220万円の費用がかかります。
オーストラリアを留学先に考えている人は是非参考にしてみてください。
ヨーロッパ
次に、交換留学先として多大な人気を誇るヨーロッパでは一体いくらくらい費用がかかるのでしょうか。
この記事ではヨーロッパを以下の3つに分けて費用の概算をお伝えしていきます。(この大別は地理的に分類しています。)
- 西ヨーロッパ
- 中央ヨーロッパ
- 東ヨーロッパ
ヨーロッパはEUに加盟しているか、自国通貨を使っているか、旧社会主義国かなどによって地域によって費用が大幅に変わります。
ヨーロッパの中でも非常に安く留学費用を抑えられる国もあるので是非参考にしてみてください。
西ヨーロッパ
西ヨーロッパではポルトガル、スペイン、イタリアなどの国にある大学と提携を結んでいる大学多く、留学費用の概算は150万円です。
まとめると西ヨーロッパの10か月の交換留学でかかる費用の概算は以下の通りです。
往復航空券代 | 16万円 |
ビザ申請費用 | 国によって異なる |
現地保険代 | 8万円 |
家賃・寮費 | 50万円 |
食費 | 30万円~40万円 |
交通費・交際費 | 20万円 |
通信費 | 5万円 |
雑費 | 10万円 |
合計 | 139万円~149万円(+個別にビザ申請代) |
航空券はどの国も片道8万円くらいですね。
ビザの申請費用は国によって異なるので必ず各国大使館の最新情報を確認してください。
全体的に物価が高い傾向にあります。
10か月の西ヨーロッパでの留学費用概算は150万円ほどですね。
西ヨーロッパに留学を考えている人は是非参考にしてみてください。
中央ヨーロッパ
中央ヨーロッパではドイツ、チェコ、ポーランドなどの国にある大学と提携を結んでいる大学多く、10か月の留学費用の概算は150万円です。
まとめると中央ヨーロッパの10か月の交換留学でかかる費用の概算は以下の通りです。
航空券代 | 16万円 |
ビザ申請費用 | 無料~数万円 |
現地保険代 | 8万円 |
家賃・寮費 | 20万円~50万円 |
食費 | 20万円 |
交通費・交際費 | 6000円~2万円 |
通信費 | 2万円~5万円 |
雑費 | 10万円 |
合計 | 76万5000円~111万円(+個別にビザ申請代) |
私はチェコに留学していましたが、寮費は月2万円でした。
中央ヨーロッパでもドイツは全体的に物価が高い傾向にあります。
特に中央ヨーロッパは地理的にも旅行が非常にしやすいです。
以上のことから、中央ヨーロッパでは大体100万円前後で10か月の交換留学ができます。留学費用を抑えたい方は是非、中央ヨーロッパを検討してみてください。
「【安く留学が可能?】チェコ留学に必要な費用まとめ」の記事では、実際にチェコ留学を経験された方の体験談ベースでチェコ留学にかかる費用を紹介しているので、気になる方はぜひご覧ください。
東ヨーロッパ
東ヨーロッパではブルガリア、ルーマニア、バルト三国などの国にある大学と提携を結んでいる大学多く、留学費用の概算は60万円から70万円です。
まとめると東ヨーロッパの10か月の交換留学でかかる費用の概算は以下の通りです。
航空券代 | 16万円 |
ビザ申請費用 | 国によって異なる |
現地保険代 | 8万円 |
家賃・寮費 | 6万円~20万円 |
食費 | 20万円 |
交通費・交際費 | 2万円 |
通信費 | 2万円 |
雑費 | 5万円 |
合計 | 59万円~71万円 |
東欧は物価が日本に比べて遥かに安く、寮費も同様で安い国が多いです。
ブルガリアに留学した先輩は寮費が月額4200円と言っていました。
物価が全体的に安いのでヨーロッパとは思えないほど生活費がぐっと下げられます。
以上から、東ヨーロッパでは大体100万円以下で10か月の交換留学ができます。
留学費用を大幅に抑えたい方は是非、東ヨーロッパを検討してみてください。
アジア圏
次に、日本から比較的距離が近くて、留学もしやすいアジア圏では一体いくらくらい費用がかかるのでしょうか。
この記事ではアジア圏で交換留学が可能な地域を以下の3地域にまとめました。
- 中央アジア
- 西アジア
- 南アジア
- 東・東南アジア
アジアと一口に言っても生活水準、文化など全く異なるので、ぜひこの記事を読んで視野をぐっと広げてみてください。
特に中央、西アジアなどあまりなじみのない国で留学したい人はぜひ参考にしてください。
中央アジア
中央アジアでは、ウズベキスタン、カザフスタンなどの大学が日本の大学と交換留学の提携を結んでおり、10か月交換留学の費用の概算は100万円前後です。
10か月の中央アジア交換留学でかかる費用の概算は以下の通りです。
航空券代 | 15万円 |
ビザ申請費用 | 国によって異なる |
現地保険代 | 17万円 |
家賃・寮費 | 15万円~30万円 |
食費 | 25万円 |
交通費・交際費 | 8万円 |
通信費 | 4万円 |
雑費 | 10万円 |
合計 | 96万円~111万円(+ビザ申請代) |
日本で現在中央アジア諸国と協定を結んでいる大学は13大学ほどのようです。
保険の見積もりを出してみると他の地域より高い傾向にあります。
以上から、中央アジアでの10か月の交換留学にかかる費用の概算は100万円前後です。
中央アジアはまだまだメジャーな留学先とはいえませんが、大学に協定がある場合、積極的に候補にしてみてはいかがでしょうか。
西アジア
西アジアではトルコ、ヨルダン、アラブ首長国連邦などにある大学が日本の大学と協定を結んでいることがあり、10か月交換留学の費用の概算は100万円前後です。
まとめると西アジア10か月の交換留学に係る費用の概算は以下の通りです。
航空券代 | 10万円 |
ビザ申請費用 | 国によって異なる |
現地保険代 | 20万円 |
家賃・寮費 | 30万円 |
食費 | 30万円 |
交通費・交際費 | 10万円 |
通信費 | 3万円 |
雑費 | 10万円 |
合計 | 113万円 |
特にドバイは経済成長が著しく物価が高めです。
カタール、ドバイなどは日本から直行便が出ているので航空券が安めですね。
西アジア10か月の交換留学の費用の概算は113万円です。
アラビア語圏で交換留学してみたい方はぜひ検討してみてください。
南アジア
南アジアではインド、ネパールなどで交換留学が可能な場合があり、10か月交換留学の費用の概算は100万円程度です。
南アジア地域での10か月の交換留学にかかる費用の概算は以下の通りです。
航空券代 | 10万円 |
ビザ申請費用 | 国によって異なる |
現地保険代 | 15万円 |
家賃・寮費 | 30万円 |
食費 | 30万円 |
交通費・交際費 | 10万円 |
通信費 | 2万円 |
雑費 | 8万円 |
合計 | 105万円 |
物価は日本より遥かに安く、家賃もシェアハウスをすることで安く済ませられそうです。
最近ではインドでIT留学をするなど世界的にも注目されている南アジア。
ITも同時に学びたい大学生におすすめできる交換留学先となります!
東・東南アジア
東・東南アジアで交換留学が可能な国・地域はマレーシア、シンガポール、中国、韓国、台湾などが挙げられ、10か月交換留学の費用の概算は80万円ほどです。
東・東南アジアの10か月交換留学でかかる費用をまとめると、70万円~80万円です。
往復航空券代 | 8万円 |
ビザ申請費用 | 国によって異なる |
現地保険代 | 8万円 |
家賃・寮費 | 25万円~30万円 |
食費 | 25万円 |
交通費・交際費 | 5万円 |
通信費 | 2万円 |
雑費 | 7万円 |
合計 | 80万円~85万円(+ビザ申請費用) |
公共交通機関が発達していない地域ではその都度タクシーなどに乗る必要があるので、交通費が他の地域よりも高くなります。
日本から地理的に近いので、航空券代がほかの地域に比べて遥かに安くなっています。
東・東南アジアでの10か月の留学では概算で80万円かかるのが一般的です。
かなり費用が抑えられる上に日本からも近いので是非候補に入れてみてください。
「【格安留学?】マレーシア留学の費用・メリットまとめ」の記事では、実際に東南アジアのマレーシアで留学を経験された方が体験談ベースでマレーシア留学にかかる費用を紹介しているので、気になる方はぜひご覧ください。
南米
日本では留学先としてあまりなじみのない南米ですが、意外にも複数の大学が日本の大学と協定を結んでいます。
南米での10か月の交換留学の費用の概算は以下の通りです。
往復航空券代 | 30万円 |
ビザ申請費用 | 国によって異なる |
現地保険代 | 20万円 |
家賃・寮費 | 40万円 |
食費 | 20万円 |
交通費・交際費 | 5万円 |
通信費 | 2万円 |
雑費 | 8万円 |
合計 | 125万円(+個別にビザ申請代) |
やはり南米は保険代、航空券がかなり高くなりますね。
スペイン語留学先として有名な南米の10か月の交換留学費用は125万円です。
南米でも治安が比較的安定していて、生活費も抑えられる国もあるのでぜひ検討してみてください。
アフリカ
アフリカ諸国では、南アフリカ共和国に加えて、エジプト、ザンビアなどの国の大学も交換留学生を受け入れており10か月交換留学の費用の概算は120万円です。
アフリカでの10か月の交換留学でかかる費用の概算は以下の通りです。
往復航空券代 | 30万円 |
ビザ申請費用 | 国によって異なる |
現地保険代 | 20万円 |
家賃・寮費 | 30万円 |
食費 | 20万円 |
交通費・交際費 | 8万円 |
通信費 | 4万円 |
雑費 | 8万円 |
合計 | 120万円 |
アフリカ諸国、特に南アフリカ共和国は著しい経済成長をしているため、物価の変動が激しいので最新の物価情報を確認してください。
上記の表からわかることとしては、南米と同様に航空券、保険が高いですね。
まだまだ留学先としてなじみのないアフリカですが、特に南アフリカ共和国は英語のネイティブの方もたくさんいるので、ぜひ一度留学先候補に入れてみてください。
【地域共通】交換留学の費用を削減するコツ3選
ここまで国・地域別に交換留学の費用の概算を見てきましたが、国によってはかなり高額になっているところもあり、自分はやっぱり留学はお金がないから無理だと思われた方もいるのではないでしょうか。
しかし、今まで解説してきたのは、あくまでも概算です。ここからは地域共通で使える留学生活の節約術をお伝えしていきます。
以下でお伝えする節約術は以下の3つです。
- 自炊をする
- 航空券が安い時期に渡航する
- 安い留学保険に見直す
順に解説していきます。
自炊をする
日々の生活で出費を抑えるためにはまずは自炊をしましょう。
外食はどこの地域でも一般的に高いからです。日本食となるとなおさらです。
私も留学中は外食は2週間に一回など自分ルールを設け、節約していました。
日々の生活の中で出費を抑えるべきはまずは食費です。
今のうちに自炊の練習をして節約生活を送れるようにしてはいかがでしょうか。
航空券が安い時期に渡航する
次に節約すべきは航空券代です。
時期や航空会社により数万円単位で金額に差があるからです。
例えばアメリカだと観光客が少なくなる5月中旬から7月にかけて、10月、11月が安くなります。
その地域の観光シーズンを外せば航空券は安くなる傾向にあります。
ぜひ入学時期と航空券が安くなる時期を照らし合わせて安全な航空会社で快適で安い空の旅をしてはいかがでしょうか。
安い留学保険に見直す
次に節約すべきところは留学保険です。
補償内容の充実度により保険料が全く異なるからです。
同じ国でも5万円も差があったりします!
補償内容により保険料は大幅に変わります!
不安だからといって無条件に掛け金を高くするのではなく、自分の健康状態と照らし合わせて少しでも安くなるように考えてはいかがでしょうか。
【必見】交換留学で返済不要の奨学金まとめ4選
今まで節約術をお伝えしてきましたが、これだけでは生活しにくいと感じる方も多いと思います。
留学する場合、奨学金をもらっているかどうかで実際の自己負担額は全く違ったものになります。
以下では代表的な交換留学も対象の給付型奨学金の代表的なものをお伝えします。
紹介する奨学金は以下の通りです。
- トビタテ!留学JAPAN
- JASSO 日本学生支援機構
- 経団連グローバル人材育成スカラーシップ
- 業務スーパージャパンドリーム財団
では順に解説していきます。
1.トビタテ!留学JAPAN
留学の奨学金を考えている方はトビタテを積極的に候補に入れるのがいいでしょう!
給付額が高く、選考の過程でも「なぜ留学をするのか」を考えるいい機会になるからです。
トビタテ!留学を使うと北米など生活費が必然的に高くなる地域でも、月額16万円の給付をしてもらえます。
また、トビタテは給付額が非常に高く、場合によっては奨学金だけで生活費がまかなえるところもあります。積極的に利用してみるのも良いかもしれませんね。
「【体験談】トビタテ留学JAPANの魅力・費用・倍率とは?」の記事では、実際にトビタテ!留学JAPANを経験された方が体験談ベースでトビタテ!留学JAPANについて詳しく紹介しているので、気になる方はぜひご覧ください。
▶︎【体験談】トビタテ留学JAPANの魅力・費用・倍率とは?
2.JASSO|独立行政法人日本学生支援機構
次に検討すべきはJASSOの給付型奨学金です。
理由は 応募手続きが比較的簡単だからです。
私はチェコに留学した際、こちらの奨学金を給付してもらっていました。
JASSOの奨学金は煩雑な手続きを比較的踏むことなく、奨学金応募ができます。
留学を考えている方は積極的に準備してみてください。
JASSOの応募要件は以下の通りです。
- 日本国籍を有する者又は日本への永住が許可されている者(特別永住者を含む)
- 学生交流に関する協定等に基づき、派遣先大学等が受入を許可する者
- 経済的理由により、自費のみでの派遣プログラムへの参加が困難な者 ※機構が実施する2021年度第二種奨学金在学採用の家計基準を目安とし、その基準を超えな い者を優先とします。 ※奨学金支給割当人数に余剰が生じる場合は、在籍大学等において「経済的理由により、自 費のみでの派遣プログラムへの参加が困難な者」として認める者も対象とします。
- 派遣プログラム参加にあたり、必要な査証を確実に取得し得る者
- 派遣プログラム終了後、在籍大学等に戻り学業を継続し、在籍大学等の学位を取得する者又 は卒業する者 ※退学・除籍の予定がある者は、要件を満たしません。 ※プログラム途中に正規の課程を卒業・修了する者は、要件を満たしません。
- 在籍大学等における学業成績が優秀で人物等に優れており、かつ、次に定める方法で求めら れる、在籍大学等における選考時の前年度の成績評価係数が2.30以上(3.00満点)である者。 ※前年度の成績がない場合は、選考時の前学期分の成績から算出するものとします。
※成績評価係数で表すことができない場合は、別に定める様式に、特に成績が優秀であり、成 績評価係数2.30相当以上であるとする理由を明記します。
3.経団連グローバル人材育成スカラーシップ
こちらの奨学金は将来、日本のトップ企業でキャリアを歩みたい人にお勧めです。
(*経団連指定の大学に在籍している必要があります。)
奨学生は日本でのキャリアを考えている人が多く人脈も広がるからです。
実際この奨学金で留学した友人は日経大手でキャリアを歩んでいます。
この奨学金の魅力は一括で200万円の給付、用途は特に限られていないという自由度の高さにあります。
将来、留学で得た知見を日本社会の貢献のために役立てたいという方はぜひ検討してみてください。
経団連グロー バル人材育成スカラーシップ の応募要件は以下の通りです。
- 日本国籍を有する者、または日本への永住が許可されている者
- 応募時に、財団の指定する日本の大学2の学部 2 年、3 年、4 年生3または、大学院 博士前期課程(修士課程)1、2 年生の学生
- 交換留学、認定校留学、協定校留学、私費留学等で、2021 年度中(2021 年 4 月~ 2022 年 3 月)に留学を開始し4、海外の大学・大学院に約 1 年間(8 カ月以上 1 年未 満)留学する者。
- 但し、理工系専攻者については、6 ヵ月以上 1 年未満の期間、海 外の大学等の研究室で研究する者や海外の大学の講義等を受講する者も応募可 (4)留学を通じて、外国語によるコミュニケーション能力、異文化・社会への適応能力、 リーダーシップ、海外へのチャレンジ精神などを向上させる意欲があり、将来、 日本企業に就職し、国際的な事業活動において、グローバルに活躍する意志を持つ者
- 大学入学後に取得した単位の GPA が 2.0 以上である者
- 海外留学にあたって他の奨学金を受ける予定のない者(併願は可)
- 健康状態が良好で、海外留学に耐えうる者
4.公益財団法人 業務スーパージャパンドリーム財団
次に検討すべきは業務スーパーの奨学金です。
どの国・地域でも月額15万円の給付で、おおよその国の生活費はまかなえるからです。
こちらの奨学金の応募要件は比較的学力基準、語学力基準が低く、やる気が重視されます。
奨学金で「ジャパンドリーム」を叶えたい人は応募してみてはいかがでしょうか。
業務スーパージャパンドリーム財団応募要件は以下の通りです。
- 国際交流と相互理解に関心を持っていること。
- 2021 年 4 月時点において日本国内の大学に所属していること。
- 2021 年 4 月時点において大学2年生以上の学部生であること。 (※大学院に在籍する方はご応募頂けません。)
- 2021 年 4 月 1 日時点で 35 歳以下であること。
- 日本国籍を有していること。
- 学内選考がある留学プログラムへの応募であること。
- 留学プログラムに語学研修を含んでおらず、また、語学研修目的の留学ではないこと。
- 専門職大学院への留学でないこと。
- 名目の如何にかかわらず他の奨学支援団体等から留学に関する奨学金を受給していないこ と。ただし、渡航費の補助については除きます。なお、他団体への併願は認めます。
※留学に関する奨学金以外については併給可能とします。(大学からの奨学金も同様です)
※渡航費とは、往復航空券(エコノミークラスに限る)、燃油サーチャージ、航空保険料、国内空港施設料、海外諸税、海外傷害(旅行)保険、査証及び旅券の取得手続に要す る諸費用、健康診断料・予防接種含み、その他当財団が認める費用のことを指します。
- 在籍する大学での単位システムに換算してセメスターあたり6単位以上に相当する時間の 学習計画を立てていること。
- 帰国後の報告会、留学生ネットワーク等本制度における諸活動に主体的に参画できること。
- 財団の定める学力基準及び語学力基準に該当すること。
交換留学時の返済不要奨学金の概要まとめ
様々な奨学金がある中で、団体によって求められる書類の量、種類が異なりますが留学生にとって強力な味方です。
これまでお伝えしてきた給付型奨学金の特徴をまとめると以下のようになります。
- 学力基準、語学力基準があるのが普通
- 留学先で学ぶだけでなく、それをどう活かすかを選考では見られることが多い。
- 選考を受けるだけでなく取得単位数の報告、報告会の出席など奨学生がしなければならないことがある。
奨学金は単に経済援助をしてもらうだけでなく、意欲の部分に焦点があてられることが多いです。
奨学金応募には煩雑な手続きが必要な場合が多いです。余裕をもって準備しましょう。
ぜひ自分の志向にあった奨学金を検討してみてください!
まとめ:交換留学では奨学金を使うべし!
留学に一概に法外な金額がかかるわけではなく、賢い選択をすることで費用を抑えることが可能です。
留学にかかる費用の概算が分かり、計画が立てやすくなったのではないでしょうか。
また、自分で工面できない場合も奨学金に応募することで、経済援助を受けられる場合があります。
今の時代、留学はますます一般的になっています。予算や志向に合わせて最高の留学先選びをしてくださいね。
<まとめ>
- 留学にかかる費用は国・地域によって大きく異なること
- 比較検討することで万単位で節約できる場合があるということ
- 奨学金を給付してもらえれば自己負担がかなり軽減されること
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