- 学生団体ってそもそも何?
- 学生団体とサークルの違いってなんだろう。。。
- 学生団体ってどんな人がいるの?
これから学生団体に所属しようか迷っている人は、参加するとどんなメリットやデメリットがあるのか気になりますよね。
事前にどんなメリットやデメリットがあるかを知っておくことで、自分がその団体に所属するのかしないのかを決めれるかと思います。
実際に自分もメリットやデメリットなどを理解せず、団体に所属したため食い違いが起こり、団体をやめることとなりました。
そこで、本記事では、、、
- 学生団体とは
- 学生団体のメリット、デメリット
- 学生団体に所属する時の注意点
これらについて詳しく解説するので、これから学生団体に所属しようと思う人は、ぜひ最後までご覧ください!
この記事を監修した人
ソウタ|南山大学2年|海外6年
学生団体副代表
アイセック・ジャパンに過去所属。自らも学生団体を立ち上げた。現在は新しい学生団体の副代表として活動している。
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学生団体とは?
学生団体とは、大学または大学機関の学生によって運営され、同じ目的を持って活動する社会または組織のことを指します。
法的な概念で言うと「任意団体・権力なき社団」とされています。
任意団体とは、同じ目的を持った人が集まって設立された社会または組織であり、法律で定められた組織ではありません。
学生団体の中にはNPO法人(特定非営利活動法人)として登記しており、活動している団体も存在しています。
全てのメンバーが同じ大学と言うこともありますし、規模が大きくなれば日本全国さらには世界全体にメンバーが存在する学生団体も存在します。
学生団体についてまとめると以下のとおりです 。
<学生団体とは>
- 同じ目的を持って活動する社会または組織
- 法律で定められた組織ではない
- NPO法人として活動している団体もある
- 日本全国さらには世界全体にメンバーが存在する学生団体も
学生団体とは何かについてここまでで少し分かったでしょうか?
自分が過去に所属していたアイセックも世界各国にメンバーが存在していました!
学生団体とサークルの違いは?
学生団体とは、同じ志を持った大学生が集まった団体のことです。
主な違いは、「社会との関わりに重きをおいている」ことです。
各学生団体は「貧しい国に寄付をしよう」「学生が気軽に参加できるような海外インターンを作成しよう!」と言うように、社会に対して何か影響を与えたいと思っていることが多いです。
学生団体はそれぞれが考える理想の社会を実現するために、イベントを企画したりします。※学生団体とサークルの違いが明記されていない(比較表で解説)
学生団体 | サークル | |
目的 | 大学生だからこそできる何かをしたい | 友達作り |
所属メンバー | 同じ志を持つ人が集まる | 共通の趣味で集まる |
自分が創設した学生団体では、「SDGsをより多くの人に認知してもらう」と言うビジョンを掲げて運営していました!
学生団体の種類
ひとくくりに学生団体と言っていますが、その学生団体の中にも色々な種類があります。
ボランティア系やメディア系、マーケティング系など様々な種類の学生団体が存在します。
どのような種類の学生団体があるのかを以下にまとめます。
<学生団体の種類>
- ボランティア系
- メディア系
- マーケティング系
- イベント系
- ビジネス系
- 国際系
- 勉強系
それぞれの学生団体の種類の特徴について解説していきます!
私が所属していた団体は国際系、ビジネス系、イベント系の融合のような学生団体でした!
ボランティア系
ボランティア系は国内外での募金活動、障害者支援、ゴミ拾いなどの非営利目的の活動を行う団体が多いです。
具体的には、国内外の貧困層への募金活動や障害者施設に行き元気付けるために楽しむイベントを作成などがあります。
ボランティア系の学生団体には人の役に立つことに喜びを感じる人が多いです。
例えば、「人の役に立ちたい!」「どうにかして助けてあげたい」という気持ちが強い学生が多くいます。
<ボランティア系の特徴>
- 国内外での募金活動
- 障害者支援
- ゴミ拾い
- 非営利目的の活動を行う
ボランティア系の学生団体に所属する学生は、実績を持つ人が多くいます。
例えば、「アフリカの貧しい人を助けるために200万円募金した」などです。
このような実績は就活などの時に役立つことも多いでしょう。
実際に私の知り合いもフィリピンの学校建設のための費用として200万円を集めました!
こちらの記事では、大学生のボランティアについて網羅的に解説しています。
▶︎【大学生必見】ボランティアを始める前に知りたいことまとめ【経験談】
メディア系
メディア系の学生団体はメディアの運営が主な活動内容です。
具体的には、大学内のフリーペーパーやそれぞれの大学情報を集めた冊子などを使って色々な情報を発信している団体を言います。
<メディア系の特徴>
- フリーペーパーの運営
- 大学情報冊子の配布
- 情報を発信
メディア系の学生団体には「多くの人にこの情報を届けたい」「大学校内のことをもっと知ってもらいたい」など多くの人に情報がリーチする!
と言った思いを持って活動している学生が多いです。※文章が繋がっていない
マーケティング系
マーケティング系は企業とコラボして実施にマーケティングの企業コンサルなどを行う学生団体のことを言います。
これは主に企業とのコラボを通して、イベントのマーケティングであったり実際にマーケティングのコンサルティングを行っている学生団体も存在します。
<マーケティング系の特徴>
- 企業とコラボ
- イベントのマーケティング
- 企業のコンサルティング
マーケティング系に所属している学生は主に将来マーティング関連の仕事に付きたい人やマーケティングを通して学生と企業の架け橋のような存在にしたい人が多いようです。
イベント系
イベント系の学生団体は、イベントの企画・開催が主な活動内容です。
具体的には、学生が集まる音楽フェスやファッションショー、オリンピックに向けた国際交流の場の企画などが挙げられます。
<イベント系の特徴>
- 音楽フェスの開催
- ファッションショーの開催
- 国際交流のイベント
イベント系の学生団体に所属する学生は、基本的に「イベントが好き」「人が好き」というような学生が多いです。
そして、「主体となって企画したイベントで1000人以上を集めた」学生や「10社以上の企業から協賛を受けた」という実績を持つ学生も存在します。
実際に私の知り合いも大手企業から多額の協賛金をいただいていました。
ビジネス系
ビジネス系の学生団体はビジネスコンテストを開催する団体もあれば、企業の新商品開発や学生目線での企業コンサルティングを行うなど、ビジネスの要素が強い活動をしている団体です。
ビジネス系の学生団体に所属する学生の特徴として、起業に興味があったり、企業、ビジネスの仕組みを勉強したいという学生が多いです。
<ビジネス系の特徴>
- ビジネスコンテスト主催
- 企業の新商品開発
- 企業コンサルティング
ビジネス系の学生団体は、活動をする上で、企業への営業や商談、交渉をすることもあるため、自然とコミュニケーション能力やビジネスマナーが付くことが考えられます。
こちらの記事では、大学生向けビジネスコンテストを主催する学生団体も紹介しています。
▶︎【起業家志望必見】大学生にオススメなビジネスコンテスト厳選11選
国際系
国際系の学生団体の活動は多岐に渡ります。
途上国の教育支援やボランティア活動を行う団体も存在すれば、国内で外国人との交流イベントを行う団体もあります。
具体的には、募金を行い途上国の教育支援をしたり、現地に行き学校を建てに行ったり、大学内で留学生と学生を繋ぐイベントを主催することがあります。
<国際系の特徴>
- 途上国の教育支援
- 途上国のボランティア活動
- 交流イベント
国際系の学生団体に所属する学生の特徴として、海外が好きな人やもっと多くの人に海外の素晴らしさを知って欲しい人などが集まっています。
国際系の学生団体は海外の人との接触機会が多いと思うので語学力が堪能になれるのではないでしょうか。
私の知り合いでライブイベントで集まったお金をフィリピンの学校建設のお金に当てる活動をしている人もいます!
勉強系
勉強系の学生団体は特定の分野での研究やその研究結果をコンテストなどで発表することを目的としている団体となります。
勉強系の学生団体は、専門分野の研究に力を入れるので、何か一つのことに集中して取り込む学生が多いことが考えられます。
<勉強系の特徴>
- 特定の分野を研究
- 研究結果を発表するコンテストに出る
また勉強系の学生団体に所属する学生は知的好奇心が強いと言えます。
研究する過程でプレゼンテーションの力やリサーチ力が身につくことが考えられます。
株やFXなどの投資に関する勉強系の学生団体なども存在します!
学生団体に参加するメリット
学生団体に所属し活動することによるメリットは多く存在します。
どの系統の学生団体に所属するかでも変わってきますが、その中でも全ての学生団体で得れるような、共通するメリットを以下にまとめます。
<メリット>
- ディスカッションの練習になる
- 「個人」の力量では叶わない活動ができる
- 好きな分野の知識が入る
- 学生の立場を利用して色々出来る
- 就活に役立つ
これらについて解説していきます。
こちらの記事では、学生団体の作り方についても記事を書いていますので、興味ある方はぜひ読んでみてください!
ディスカッションの練習になる
1つ目はディスカッションの練習になるということです。
学生団体を運営していく上で決め事をしていなかなくてはいけない場面が多々あると思います。
例えば、学生団体を設立したらまず「団体の活動理念」を考えることが必要になって来ますよね。
このように自分の意見を相手に伝えることは社会に出てからも会議の場なのでいきてくるのではないでしょうか?
「個人」の力量では叶わない活動ができる
2つ目は「個人」の力量では叶わない活動ができるということです。
学生団体は団体ですので、複数人で構成されています。その中で、一人の力ではどうしても限界が存在しますよね?
複数人で一緒の目標や目的を持って活動すると、自分の力だけではなし得ないことができます。
団体の人数が多ければ多いほど大きな夢を叶えることができるのではないでしょうか?
好きな分野の知識が入る
3つ目は好きな分野の知識が入るということです。
基本的に学生団体に入るときはその団体の理念や目標に共感して入ることがほとんどですよね?
自分が納得した形でその団体に所属することになるので、自分の好きな分野の知識を勉強し身に付けることができます。
活動している中で本やネットで検索しても見えてこない部分などが実際にアクションをすると見えてくることもあると思うので貴重な経験になると思います!
私も学生団体で活動していく中で、「この分野は好きだけど、将来やりたいことではないな」というような気づきを得ることもできました!
学生の立場を利用して色々出来る
4つ目は学生の立場を利用して色々なことが出来るという点です。
皆さん学生生活を送っている中で、学生という立場がとてもいいなと感じたことはありますか?
実は、学生という肩書きはとても武器になります。では、どのような時に武器となるのでしょうか。
例えば、企業とコラボして国際系のイベントを開く場合、企業に話にいく必要がありますよね。
これが営業なのですが、社会人よりも圧倒的に学生と名乗った方が社会人と会うことが容易になるケースが多いです。
社会人は学生=弱い、幼いというイメージを抱くので会ってくれやすいという訳です。
このように、営業活動を行う場合、学生という肩書きはとても強力なパワーを発揮します。
自分も少し営業をやっていたときは、70%ぐらいの確率で社会人の方とお話していただけました!
就活に役立つ
5つ目は、就活に役立つという点です。
学生団体では、上記でも書いたようにディスカッションの機会や組織をマネジメントする経験、営業経験などを体験することができます。
それぞれの能力は就職する業界や配属される部署によっても変わってきますが、大いに役立つことでしょう。
また、社会人とお話しする中で気に入って貰えば就活に対するアドバイスなどもしてもらいやすいと思います。
大きな団体になればなるほどOG・OBも多いと思いますのでその団体に所属していたということで一つ共通点を持って話すことも出来るのではないでしょうか。
自分が所属していた団体でもOG・OBの方による定期的な就活に関する講演をしてもらっていました!
学生団体のデメリット
ここまではメリットをお話して来ましたが、もちろんデメリットも存在します。
その団体の文化や方針によっても変わってくる部分も多くありますが、その中でも共通するデメリットを以下にまとめます。
<学生団体のデメリット>
- 目的がないと、時間を無駄にする
- 意識の高さから周りと比較してしまいがち
- 違うタイプの人と出会いにくい
これらについて詳しく解説していきます。
目的がないと、時間を無駄にする
1つ目に目的がないと、時間を無駄にするということです。
学生団体とは、目的や目標を持って行動している団体になります。
学生団体には先生もいないため、全てを自分たちで管理していかなければならないため、自分たちに負荷をかけながら運営している団体も少なくありません。
なので、学生団体に入る際は自分にどのような目的があってその団体に所属するのかをしっかりと考えましょう!
私が所属していた団体では、代表の人は1年休学してその団体に全てをかけている人もいらっしゃいました。
意識の高さから周りと比較してしまいがち
2つ目は意識の高さから周りと比較してしまいがちということです。
学生団体に所属している学生は人生の夏休みと言われている時間を学生団体に費やしているのでそれなりの覚悟を持ってやっている人が多い傾向にあります。
そのため、多くの学生はとても行動的で優秀な場合が多いです。
なので、優秀な学生が周りにいる中で自分と他人を比較してしまい病んでしまう学生も実際にいます。
学生団体に所属する際は、そのような優秀な人の中で活動を行っていくことを理解した上で団体に入ることがおすすめです。
私が所属していた団体は皆とても行動的で、学校外でもさまざまな活動をしている人が多かったです。
違うタイプの人と出会いにくい
3つ目に違うタイプの人と出会いにくいということです。
学生団体は多く存在していますが、それぞれの学生団体が何かに特化して活動を行っている場合がほとんどです。
具体的にいうと、国際系の団体なら国際系に興味や関心を持った人が集まるのは当たり前ですよね。
なので、国際系のことが嫌いというような人はその団体の中にはいないと思います。
このような点から違うタイプの人と出会いにくいという事実があります。
私は国際系の学生団体に所属していましたが、国際系に興味がない学生は一人としていませんでした。
学生団体に入る時の注意点
ここまで学生団体に所属するメリット、デメリットをご紹介してきましたが、最後に学生団体に入る時の注意点についてご紹介したいと思います。
どの系統の学生団体にも当てはまる注意点を以下にまとめます。
<学生団体に入る時の注意点>
- 所属すればそれだけでOKという訳ではない
- 視野が狭くならないように
- 時間や労力を費やす覚悟が必要
これらについて解説していきます。
学生団体に所属してなにを成し遂げるかが重要!
1つ目に所属すればそれだけでOKという訳ではないということです。
先ほども言ったように団体に所属するだけでは意味がありません。
何か、目的や目標を持って所属しなくては学生時代の大切な時間を無駄にしてしまいかねません。
なので所属するからには何か目標を持って活動しましょう!
私も実際に学生団体に所属していることに天狗になってしまいました。
大切な学生の時間を無駄にしてしまった過去があります。
視野が狭くならないように する
2つ目に視野が狭くならないようにするということです。
デメリットの部分でもご紹介したように、学生団体とは何か特定の目的や目標を持って活動している団体です。
所属している学生も自分と同じようなものに興味や関心を持っている場合が多いです。
視野が狭くならないよう色々が学生団体の人とお話してみましょう!
自分もこれは最初から意識しており、積極的に自分が興味のない分野の学生団体の人とお話しする機会を設けていました。
時間や労力を費やす覚悟が必要
3つ目に時間や労力を費やす覚悟が必要がということです。
学生団体には先生もいないため、全て自分たちで管理して活動していかなければなりません。
ほとんどの場合、学生団体はお金がもらえないのでタダ働きということになります。
学生団体の代表や組織を回す立場になると、多くの時間を団体のマネジメントに時間を費やすことになります。
これらのことを理解した上で、学生団体に入るようにしましょう!
私はこれを理解していなかったので、半年で学生団体をやめることになりました。。。。
まとめ
本記事では、学生団体について解説しました。
ぜひ、この記事を参考にして学生団体を選んでみてはいかがでしょうか!
<まとめ>
- 学生団体のメリット
- 学生団体のデメリット
- 学生団体の注意点
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