- インターンに参加する目的・メリットは?
- ESでの目的の書き方を知りたい!
- インターンでは目的がないと内定が出ない?
大学3年生となると、就活を見据えてインターンシップに参加しようと考える人も多いと思います。
とは言っても、インターンシップに参加する目的を明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。
結論から言うと、インターンシップに参加するとメリットが多くあり、就活を有利に進められる可能性があります。
僕自身これまで長期インターン・短期インターンの両方に参加してきました!
- インターンに参加する目的・メリット
- ESでの目的例10選
- インターンに参加する際のマナー・注意点4つ
これらについて解説するので、「これからインターンシップに参加しよう!」と考えている人はぜひ最後までご覧ください!
この記事を監修した人
佐久間 玲弥|早稲田大学2年
大学1年時よりIT業界を軸にライター、エンジニア、マーケターとして長期インターンを3社経験。
短期のサマーインターンにも参加経験あり。
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そもそもインターンとは?種類や内容
そもそもインターン(インターンシップ)とはどのようなものなのでしょうか?
インターンと聞くと、就職活動の時に参加する企業説明会・体験会というイメージが強いと思います。
しかし、インターンは期間別に2種類に分類することができ、就職活動時以外にも参加できるものもあります!
僕自身も大学1年時から長期インターンに参加しており、現在も継続しています!
就活中の3年生はもちろん、1・2年生から参加することができます!
インターンには期間別に以下の2種類があります。
<期間別インターン2種類>
- 1dayや3daysなどの短期インターン
- 3ヶ月以上の長期インターン
それぞれの特徴・内容について詳しく解説します。
短期インターンの特徴・内容
「インターン」と聞いて多くの人が想像するのが短期インターンではないでしょうか。
短期インターンの特徴・内容は以下のようになっています。
<短期インターンの特徴・内容>
- 期間:1日〜2週間程度
- 開催時期:長期休暇中
- 対象学年:主に3年生(就活生)
- 給料:基本的に無給
- 内容:セミナー、ワークショップなどの職業体験
短期インターンは主に就職活動の一環として実施されており、参加する学生は就活中の3年生がメインです。
また開催時期は大学の長期休暇に実施されることが多く、サマー・オータム・ウィンターと季節ごとに実施されています。
内容としては1dayインターンであればセミナーのような企業説明会のような形式が多く、3daysや2weeksインターンであればグループでのワークショップなどの業務体験をできることが多いです。
22卒の学生のうち約80%が秋までにインターンに参加しています!
出典:マイナビ 2022年卒 大学生 インターンシップ・就職活動準備実態調査 (これまでの活動の振り返り|2020年10月の状況)
就活生であれば、まずは短期インターンへの参加を検討してみてください!
長期インターンの特徴・内容
長期インターンの参加率は全大学生の中で3%ほどと言われており、短期インターンと比べるとあまり馴染みがない人も多いかもしれません。
長期インターンの特徴・内容は以下のようになっています。
<長期インターンの特徴・内容>
- 期間:3ヶ月以上
- 開催時期:通年
- 対象学年:1〜4年生
- 給料:基本的に有給
- 内容:企業の実務
長期インターンは短期インターンと違い、自分自身のスキルアップの場として参加する学生が多く、参加する学年は1〜4年生と全学年を対象としている企業が多いです。
また開催時期は決まっておらず、通年募集しているためいつでも参加することができます。
内容としては長期インターンでは企業の実務に携わり、社員さんと共同ではたらくことになります。
会社の一員として働くので、有給の場合がほとんどです。
他には営業・マーケティング・ライター・エンジニアなど専門的な業務を経験できることも長期インターンの特徴です。
僕は大学1年時からライター・エンジニア・マーケティングと3つの職種を経験してきました!
就活生以外の人でも長期インターンであれば参加できますね!
【徹底比較】長期インターン先を見つけるおすすめサイト10選では、おすすめサイトを10個紹介しているので、長期インターンが気になる人はぜひサイト経由で色々な仕事を探してみてください。
インターンの目的を持つメリット
インターンの概要について理解したところで、なぜインターンに参加する必要があるのか気になる方も多いでしょう。
今回は学生側・企業側の2つの視点からインターンの目的・メリットについてご紹介します!
<学生側・企業側の2つの視点からインターンの目的・メリット>
- 学生側が目的を持つメリット4つ
- 企業側が目的を持つメリット5つ
では早速見ていきましょう!
学生側が目的を持つメリット4つ
学生がインターンに参加することには多くのメリットがあります。
しかし、目的も持たずなんとなくインターンに参加しているだけで恩恵をあまり感じられていない学生がいることも事実です。
目的意識の違いによって、同じインターンに参加した学生でも得られる恩恵が大きく変わってしまいます。
学生がインターンに参加するにあたって目的を持つメリットは以下の4つが挙げられます。
<学生がインターンに参加するメリット4つ>
- 業界・企業・職種理解に役立つ
- 就活の予行演習ができる
- 自己成長につながる
- 自己分析につながる
まずインターンでの業務体験を通して、業界・企業・職種の理解を深めることができます。
これらの理解はネットで集めた情報だけでは得ることができません。
またインターン参加にあたって選考を実施している企業も多く、中には本選考さながらの企業もあるため就活に向けて良い経験になるでしょう。
現時点での自分の立ち位置、周りの学生のレベル感などインターンで得た経験から、今後就活を進めていく上での糧になることは間違いありません。
インターンを通して自分のやりたいこと、適正などを見極めて本選考へつなげていくことが大事になります。
インターンは参加すること自体が目的でないことを押さえておきましょう!
企業側が目的を持つメリット5つ
学生だけでなく企業にとってもインターンを実施する目的があります。
多くの社員を動員し、開催に向け多くの時間・労力をかけて準備していることからも企業にとってのインターンの重要性をうかがうことができるでしょう。
企業がインターンを実施する目的は以下の5つです。
<企業がインターンを実施するメリット5つ>
- 自己分析につながる
- 学生について知ることができる
- 採用後の辞退率を下げることができる
- 優秀な人材を確保することができる
- 自社の認知度を上げることができる
企業もインターンを自己分析に役立てており、学生・企業双方にとって有意義なインターンにしようと毎回工夫をしています。
企業にとっては普段あまり学生と接点がないので、インターンは学生のことを知ることができる貴重な機会です。
また「採用」という点を考えると、きちんと自社について理解した上で選考を受けている学生の方が入社後のミスマッチを防ぐことができます。
他には早期に就活を始めている学生は優秀な学生も多く、早い段階でこのような学生を確保したいというねらいも大きいです。
インターンを通して多くの学生に興味を持ってもらい、自社の認知度向上が見込めるのも企業にとってはメリットでしょう。
企業側の目的も理解した上でインターンに参加すると、より有意義なインターンにすることができます!
今後インターンに参加する際は自分自身だけでなく、企業側の目的も理解した上でインターンに参加しましょう!
【期間別】インターンのESでの目的例10選
インターン選考のESでは「インターンシップを通して学びたいこと」を書くことが求められることが多々あります。
いくら目的意識を持っていると自分が思っていても、企業側に伝わらなければインターンシップの選考を突破することは難しくなってしまいます。
これまでに解説してきたインターンシップで持つべき目的意識や、企業がインターンシップを実施する意図を踏まえながら自分のインターンシップの参加理由をきちんと言語化してみましょう。
ESで目的を書く際は文字数に制限があるので、端的に伝えられるようにしましょう!
ここでは短期インターン・長期インターンの目的例をそれぞれ5つご紹介します!
<短期インターン・長期インターンの目的例>
- 短期インターンの目的例5選
- 長期インターンの目的例5選
ではそれぞれについて見てきましょう!
短期インターンの目的例5選
短期インターンのESで求められている目的は、インターンを通して何を学び得たいかです。
具体的には、将来やりたいことに対して、インターンに参加してどのようなことを得たいかを書くことが求められます。
例えば、短期インターンの目的例5つは以下のようなものがあります。
<短期インターンの目的例5つ>
- SIerの業務に関わることでSIerに必要なスキル・経験を学ぶとともに、現場で使用されている技術に対する理解を深めたい
- コンサルタントについて学べるプログラムを通してコンサルタントの業務の理解度を深め、必要な資質・能力を学び得たい
- インターンを通してエージェントの業務への理解を深め、どのような資質・能力が必要とされているかを学びたい
- アジャイル開発のアプリ開発プログラムを通してチーム開発の一連の工程を学びたい
- 業界の第一線を担う企業としての役割を学びたい
短期インターンにおいては企業への志望度よりも、インターンへの目的意識の高さが重視される傾向にあります。
ESだけでなく、面接で聞かれた際にもきちんと答えられるようにしておきましょう!
長期インターンの目的例5選
長期インターンにおいて企業は学生に実務を任せるため、長期的に会社で活躍してくれそうな人材を求めています。
大学1、2年生時点で高度なスキルを持っている学生は少ないため、素直かつ主体的に学ぶ姿勢があるかどうかが見られています。
長期インターンの目的例5つは以下のようなものがあります。
<長期インターンの目的例5つ>
- IT業界の実務を現場レベルで感じたい
- ライターとしてメディア運用に携わりたい
- プログラミングスキルを実務レベルに引き上げたい
- 営業の業務を学生のうちからバリバリこなしたい
- 将来起業するために経営者の側で経験を積みたい
ここでのポイントは「ただ〇〇を学ぶ」というのではなく、学んだスキルや経験を活かして会社に貢献するという姿勢を見せることです。
意欲的な姿勢は会社で活躍してくれそうなポテンシャルを感じますよね!
逆に受身の姿勢は企業からかなり敬遠されます…
長期インターンに参加してみようと言う人は主体的な姿勢をアピールしましょう!
インターンに参加する際のマナー・注意点4つ
インターンに参加するにあたっての目的についてご紹介しましたが、実際にインターンに参加する際に注意しなければならない点があります。
インターンをより有意義にするためには必見の内容ですのでぜひ知っておきましょう。
インターンに参加する際のマナー・注意点は以下の4つです。
<インターンに参加する際のマナー・注意点4つ>
- 深く自己分析を行う
- 参加する目的を明確にしておく
- インターンについて事前に勉強しておく
- 主体的に行動する
それぞれについて詳しく解説していきます。
1.深く自己分析を行う
インターンは学びや体験の場であると同時に、業界・企業・職種と自分との相性を判断する場でもあります。
その際に自己分析が浅いままだと判断することが難しくなってしまいます。
自分についてよく理解しないまま、「なんとなく〇〇業界は合わなそうだな」と判断してしまうのはあまりに危険です。
深い自己分析はインターンだけでなく、就活全体において重要ですのでやっておいて損することはありません!
インターンに参加するまでに自己分析は徹底しておきましょう!
2.参加する目的を明確にしておく
これまでインターンに参加する多くの目的についてご紹介してきました。
ただ、それらすべてを網羅するのはなかなか難しいでしょう。
インターンに参加するにあたって自分が何を一番大切にしたいかを今一度明確にしてみてください。
インターンが複数日程にわたる場合は、1日目の目標、2日目の目標…という風に細分化することもできます!
そうすることで1つのインターンの中でも PDCAを回してより成長できます!
目的を明確にすればするほど、自分が得たいものに対して感度が高くなります!
3.インターンについて事前に勉強しておく
インターンに参加する前には必ず参加する企業やインターンの内容について勉強しておきましょう。
たしかにインターン自体が学びや体験の場であることは間違いありません。
しかしインターンは0から学ぶのではなく、自分が事前に立てた仮説を検証する場として活用するのが賢いといえます。
事前勉強の方法としては、業界地図などで業界勉強、YouTubeやWeb検索などで職種などの情報を探すのが効率的です。
インターン当日だけでなく、事前準備まで抜かりなく行いましょう!
4.主体的に行動する
インターンシップではグループワークを実施する場合も多いので、協調性が非常に大事になります。
受け身な姿勢だとグループにも迷惑をかけてしまいますし、自分にとってもメリットは何もありません。
たとえ失敗してしまったとしても、そこから得られた経験は次に活かす事ができます。
自分は社員さんや他の人から仕事が振られるのを待ってしまい、後悔したことがあります…
失敗を恐れずに主体的に行動する姿勢は常に意識しましょう!
インターンの目的に関するQ&A3選
ここまででインターンに参加する目的について理解していただけたのではないでしょうか。
最後にインターンの目的に関するよくある質問に対してお答えしていこうと思います。
今回お答えする質問は以下の3つです!
<インターンの目的に関するQ&A3選>
- インターンでは目的がないと内定が出ない?
- インターンに参加するデメリットは?
- 参加するインターンはどうやって決める?
ではそれぞれについてお答えしていきます!
Q1:インターンでは目的がないと内定が出ない?
「やりたいことが明確ではないけどインターンには参加してみたい…!」という人も多くいるでしょう。
結論から言うと、インターンでは目的がなくても内定は出ます。
やりたいことが明確でなくとも、インターンシップを通して自分のやりたいことや適性を模索していく姿勢があれば問題ありません。
やりたくないことを考えてみる、自分の得意なことを活かせることを探すというアプローチも有効です!
しかし、選考がある人気なインターンだと、倍率が高いがゆえに、他の学生と差別化するためにインターンに参加する明確が目的が求められるので気をつけましょう。
Q2:インターンに参加するデメリットは?
インターンに参加するデメリットは主に2つあります。
1つめは参加できるインターンの数は限られるという点です。
インターン選考の準備には時間がかかるため受けられる企業も限られますし、日程が重なっているインターンには参加することができません。
2つめは外資系の一部の企業などではインターン選考で落ちてしまうと本選考が受けられなくなることがある点です。
特に外資系のコンサルなど早期に選考が実施される企業の中に多いので注意が必要です。
ただ基本的にはデメリットは少ないので少しでも興味のある業界・企業であれば参加することをおすすめします!
Q3:参加するインターンはどうやって決める?
まずは自己分析・業界分析をしてみて、少しでも興味のある業界・企業のインターンにエントリーしてみましょう。
行きたい業界・企業がある場合でも「インターンに参加してみたら思っていたのと違った…」となる可能性もあるので幅広く見たほうが良いです。
その上で選考に通った企業の中から、自分自身の志向や日程と相談した上で参加するインターンを決めましょう。
学生の視野はとても狭いので、自分の知らない業界・企業を知ると自分の可能性を広げることができますね!
インターンシップのわかりやすい探し方5選【知らないとやばい】では、インターンを探す方法について詳しく解説しているので、よければご覧ください。
まとめ:インターンは目的・目標を持って参加しよう!
本記事ではインターンに参加する目的についてご紹介をしました。
インターンに参加するにあたって目的意識を持つことの重要性について理解していただけたのではないでしょうか。
インターンの目的は、選考以外にも、自分の成長に対して欠かせないものなので、ぜひこの記事を参考にインターンの目的を明確にして参加してみてください!
<まとめ>
- インターンは業界・企業・職種研究の場
- インターンは目的を持って参加すればメリットが多数
- インターンを活用すれば就活が有利に進められる