

今回はこういった疑問にお答えしていきます。
インターンを探す時、できれば有給インターンをしたいと思いますよね。
また、アルバイトとインターンどちらで給料をもらう方が良いのか気になる方もいると思います。
そこで、今回の記事ではインターンの給料事情やアルバイトとの違いについて解説していきます。
この記事の結論は以下の通りです。
- 企業が給料を支払う基準は実務をしているかどうか
- 有給インターンの給料はアルバイトと同等かそれ以上
- 扶養から外れないように月々の収入を計算することが重要

本記事の監修者
大学:青山学院大学
名前:げんた
IT企業3社のインターンを経験Webマーケティング企業「オークス」代表|IT×生産性ハックメディア「プロハック」編集長|月間数十万PV達成 | 元エンジニア|ブロガー|Webクリエイター/元体育会▶︎SEOインターン▶︎プログラミング教育▶︎フリーランス独立
それでは早速見ていきましょう。
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そもそもインターンとは?
インターンの給料事情を知る前に、そもそもインターンとは何かきちんと理解しましょう。
結論、インターンとは学生が就職をする前に就業体験を積むために職場体験をすることです。
要するに、インターンでは希望する企業の働き方や職場の雰囲気などを就活前に知ることができるというわけです。
通常の仕事を通して、企業や職種について知識を深めるだけではなく、自分がどんな仕事に合っているのかや実力などを知ることができます。

また、年々インターン市場は大きくなってきており,就職活動が始まる前に優秀な学生を獲得することを目的として開催している企業も増えてきています。
本当にインターンで給料がもらえるの?
本当にインターンで給料がもらえるのか気になりますよね。
結論、インターンに対して給料を出す企業はかなり少ないのが現状です。
実際に、リクナビ2021に掲載されているインターンのうち「報酬ありインターンシップ」の割合は、4.6%という結果になっています。(2019年11月現在)

無給のインターンが多い理由は、インターン内容の大半が実務を伴わないものだからです。
企業概要や業務内容の説明会、グループワークなどは、職場経験を積むための疑似体験的なものがほとんどです。
また、インターンの期間も1日から1週間程度の短期インターンと呼ばれるものが多いことによって、給料を支払うということがあまりありません。
給料が出るインターンと出ないインターンの違い3選
インターンには有給と無給がありますが、給料が出るか出ないかの違いがどこにあるか気になりますよね。
「できれば、有給のインターンに参加したい」と思う学生の多いでしょう。
そこで、ここからは給料が出るインターンと出ないインターン違いについて、以下の項目で解説していきます。
- 実務であるか
- 学生を集めたいか
- 学生の本気度を知りたいか
上記の違いを理解できると、有給インターンと無給インターンの違いも分かると思います。
それでは、順番に解説します。
1. 実務であるか
インターン生に給料を支払うかを判断する基準は、インターン生が行う仕事内容が実務であるかどうかです。
企業は、労働法において実務に近い仕事をさせた場合、その人に報酬を支払う義務があります。
仮に、実務をした人がインターン生であっても給料(報酬)を支払う必要があります。
反対に、社員と同様の実務を何日も行っていても、給料が支払われない場合は、企業に安い労働力として利用されている可能性があるので、注意してください。

2. 学生を集めたいか
企業が有給のインターンを行う目的として、学生を集めたいという目的があります。
給料を支払われる、もしくは多く給料が出るインターンは、学生に人気があるため人が集まりやすいです。
そのため、より多くの学生に自社のインターンに参加してほしいと思う企業が給料を出すという構造になっています。
インターンの内容も自社のことを知ってもらうための簡単なプログラムであることが多いです。

3. 学生の本気度を知りたいか
もう一つ、企業がインターンで給料を出す理由として、学生の本気度を知りたいという思いがあります。
給料をもらえるということは、学生もある程度仕事にコミットするようになります。
それは、給料に見合った仕事の対価を求められているように感じ、一定のプレッシャーが与えられるからです。
企業が学生の本気度を知りたいと思う場合は、競争するようなプログラムであることが多く、具体的には企画コンテストや開発常務の成果で学生同士を競わせます。

【場面別】インターンでもらえる給料の相場は?
インターンと一言で言っても、さまざまな職種や業務があるため、どのくらいの給料がもらえるのかイメージが付きにくいですよね。
どのインターンがどれくらいの報酬をもらえるのか知っていると、自分の基準に合ったインターンを探しやすくなります。
そこで、インターンでもらえる給料の相場を以下の場面別で見ていきたいと思います。
- 時給制の場合
- 日給制の場合
- 出来高制の場合
では、順に解説します。
1. 時給制の場合
まず、インターンでもらえる給料が時給制の場合、相場は東京の企業では1,000円~2,000円となっています。
地域や企業によって、相場は変わりますが、1,000円代と考えれば良いでしょう。
大学生の多くがアルバイトをしていますが、アルバイトの時給のより少し高い企業が多いと思います。
なので、時給制の有給インターンでは、アルバイトと同等もしくはそれ以上稼ぐことが可能です。

2. 日給制の場合
続いて、日給制のインターンの場合の相場は、6,000円~10,000円が一般的です。
日給制なので、一日にどれだけ働くかで変動しますが、勤務時間が6~8時間の場合を考えると分かりやすいでしょう。
日給制も時給給制の有給インターンと同様に、アルバイトと同等もしくはそれ以上稼ぐことができると言えます。

3. 出来高制の場合
最後に、インターンでもらえる給料が出来高制の場合の相場は、1,000~50,000円となっています。
出来高制は、インターンプログラムによって給料が大きく変わるので、一概にいくらだと言う事は難しいです。
例として、記事を1本執筆した場合は約1,500~3,000円、契約を1つ取った場合は5,000~10,000円、新規事業を立案し、軌道に乗った場合は30,000~50,000円と考えられます。
出来高制は、仕事の成果が直接給料に反映されるので、アルバイトと同等もしくはそれ以上稼げるかどうかは確かではありません。

給料が出るインターンとアルバイトの違い3選
先ほども記載した通り、多くの大学生がアルバイトでお金を稼いでいると思います。
「給料がもらえる」という点では、アルバイトも有給インターンも同じですよね。
しかし、アルバイトと有給インターンの違いを知っている方は少ないでしょう。
結論、アルバイトとインターンの大きな違いは以下の3つです。
- 仕事内容の違い
- 環境の違い
- 目的の違い
アルバイトと有給インターンの違いをきちんと理解して、重要なポイントを押さえましょう。
それでは、1つずつ解説していきます。
1. 仕事内容の違い
まず、1つ目に大きな違いとなるものは仕事内容です。
インターンでは、専門的な職種から総合職まで幅広い業務に参加することができます。
そのため、実際に働いている社員と同様の仕事を任され、実務的な業務を担います。
一方で、アルバイトでは、社員とバイトができる業務が区別されており、大きな責任を伴う業務をバイトが任されることはあまりありません。
なので、実務に近く、実践力と身につけられる仕事であるかがアルバイトとインターンの仕事内容で大きな違いとなっています。

2. 環境の違い
次に、インターンがアルバイトと違う点は、環境の違いです。
大半のインターンでは、企業のオフィスで働きます。
しかし、アルバイトはお客様の顔が見れることの出来る店舗で働くことが多いです。
インターンでは、実際に企業の業務を内側から体験することで仕事や作業の雰囲気が知ることができます。

3. 目的の違い
最後に、インターンとアルバイトで大きく違う点が目的です。
インターンに参加する目的としては、スキルを身につけることや実務経験を積むことが多いでしょう。
その一方で、アルバイトに参加する目的の多くが、お金を稼ぐことだと思います。
なぜ参加するのかという基準が大きく違うので、目標や将来像も異なります。

インターンで給料が出る時の税金の対処法
アルバイトや有給インターンをしている学生は、よく「103万円の壁」という言葉を意識しますよね。
「とりあえず、103万円は超えないようにしよう…。」と漠然と思っている学生も多いのではないでしょうか。
しかし、給料がもらえるインターンに参加する際はもらえる給料にかかる税金について、深く理解しておく必要があります。
そこで、ここからはインターンでもらえる給料の税金をどう対処すべきかについて解説していきます。
- 扶養から外れた時にすべきこと
- 扶養から外れないための対策
有給インターンへの参加を検討している大学生は、給料にかかる税金についてきちんと理解しましょう。
扶養から外れた時にすべきこと
アルバイトや有給インターンで給料をもらっている学生は、一度は扶養という言葉を聞いたことがあるでしょう。
結論、扶養とは親と暮らしている場合、または一人暮らしだが仕送りをもらっている場合のことを指します。
その状態を学生側から見ると、「扶養親族」という形態になります。
この扶養親族がいる場合、親の給料に対する所得税を安くすることができるのです。
しかし、学生がもらう給料が103万円を超えると、「扶養親族」という枠組みが外れてしまい、親にも税金の負担がかかってしまいます。

扶養を外れないように気を付けることが大切ですが、万が一扶養が外れた時は、すぐに親に報告しましょう。
扶養から外れないための対策
では、親に負担をかけないようにするためにはどうしたら良いのでしょうか。
結論、給料をもらっている学生は、月々の給料をきちんと計算しておくことが一番重要です。
年間103万円という壁は、1か月あたり85,000円以下の収入であれば、扶養が外れることはありません。
仮に、1か月の収入が85,000円を超えた際には、どこかの月で超過分の収入を調整する必要があります。
また、扶養が外れる可能性がある時は、親としっかり相談することが重要です。
もし、103万円以上の収入を得ることが想定できる時は、一度保護者と相談しましょう。
そして、アルバイトやインターンも含めて2か所以上で働いている場合は、確定申告を行ってください。
給与額が一定の金額を超えると所得税、労働時間が長くなると保険料が給料から天引きされてしまうこともあるので必ず注意しましょう!

給料がもらえないインターンは避けるべき!?
有給インターンに参加する時に、注意すべきことがあります。
それは、違法なインターンかどうかしっかり見極めることです。
企業には実務を伴う業務を行った者に対して、給与を支払う義務があります。
しかし、学生を安い労働力として扱っている企業のなかには、実務を任せている長期のインターン生に正当な給与を支払わない企業も存在します。
そのような企業のインターンは違法インターンに該当するので、すぐに辞退しましょう。

無給インターンについて詳しく知りたい方は「【注意!】違法な無給インターンの見極め方と対処法を徹底解説!」の記事をチェック!
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給料がもらえるおすすめのインターンの探し方
自分に合ったインターンを探すことはなかなか難しいですよね。
特に、有給インターンの求人はあまり多くないので、見つけるのが大変です。
結論、有給インターンを探す時は、ベンチャー企業の長期インターンから探すことをおすすめします!
なぜなら、実務を伴う仕事は長期インターンで行われ、長期インターンの求人を出している企業の多くがベンチャー企業だからです。
その他にも有給インターンを探すおすすめの方法をまとめると以下の通りです。
- 長期インターンシップの求人サイトを使う
- 大手求人サイトを活用する
- 逆求人サイトのスカウト経由で探す
- 企業のホームページに直接応募する
- 大学のキャリアセンターから探す
- 知り合いに紹介してもらう
- 口コミサイトを元に探す
企業が記載している情報だけでなく、実際の経験者からの客観的な情報が知りたい学生は、ぜひ口コミサイトを見てみましょう。
また、長期インターンの探し方について詳しく知りたい方は「【完全版】長期インターンシップの探し方7選!探すときの軸も徹底解説!」の記事をチェック!
長期インターンってどうやって探すの?長期インターンの選び方を知りたい!今回はこういった疑問にお答えしていきます。どのように長期インターンを探せばよいか悩みますよね。また、どういった基準[…]
まとめ:インターンの給料事情を理解して自分に合ったインターンに参加しよう!
今回の記事では、インターンの給料事情とアルバイトとの違いについて解説してきました。
アルバイトとインターンの違いや給料にかかる税金について理解していただけたと思います。
本記事の重要な内容をまとめると以下の通りです。
- 実務を伴う業務に対して給与が支払われる
- 有給インターンではアルバイトと同等程度の給料がもらえる
- 扶養から外れないよう収入をきちんと計算する
有給インターンでは、アルバイトと同等もしくはそれ以上の給料をもらえますが、仕事内容や目的が大きく異なります。
何の業務をどのような目的を持って行うのか、しっかり考えてから有給インターンに臨みましょう。
有給インターンの給料事情について理解したい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。