

今回はこういった疑問にお答えしていきます。
このように留学に興味はあるけど、留学したら留年しなければならず、就活に影響するのではないかと心配している人も多いと思います。
そこで今回は、実際に大学在学中に一年間の交換留学を経験し、就職活動を終えた人の体験談を交えて、留学と留年・休学の仕組み、就活との兼ね合いについて解説していきます。

- 留年してでも留学すべき理由
- 留学のための留年は就活に影響するか
- 留学のための留年を決めた後にするべきこと
留学に興味があるけど、休学・留年のことが気になる人はぜひ最後までご覧ください!

本記事を監修者
大学生・個別英語講師、チェコのカレル大学法学部に交換留学
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【要確認】留年と休学の違い
留年と休学はどちらもそれに伴って卒業が半年または一年遅れるという点では同じですが、その中身は全く異なる制度です。
留年の主な理由は、健康上の理由、単位不足などで、休学の主な理由は経済的理由、健康上の理由、私費留学、長期インターンなどです。
留年と休学の違いを分かりやすく以下のようにまとめました。
- 留年とは修了要件を満たしていないため卒業ができず、在学を継続すること。
- 留年は留年した分だけ通常の学費がかかる。
- 留年中も在学期間に含まれるため、在学期間限度(通常8年ほど)を過ぎると強制的に退学になる。
- 休学とは、学校に許可をもらい一定期間大学を休むこと。
- 休学中は授業料は払う必要がないが、その他費用がかかる場合もある。
- 休学は大学に休学届を提出する必要がある。
- 休学期間中は在学期間に含まれない。
この後の話にもつながるので、しっかり頭に入れておいてください。

修了要件とは、通常4年間大学に在籍していることとかつ、卒業に必要な単位を満たしていることです。どちらか一方だけでは、早期卒業などのレアケース以外は卒業できません。
留年と休学の基本的な違いは分かりましたか?留学のことを考えるときにはしっかり両者を区別して考えてくださいね。
「【2020年度版】有名30大学の休学にかかる学費を徹底調査!」の記事では各大学ごとに休学にかかる費用について詳しく解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください!
【大暴露】留学すると留年してしまうのは本当?
留学しても必ずしも留年するとは限りません。特に交換留学は、一年の長期の留学をしても留年する必要がないということが大きな特徴です。
留学と留年の関係を以下のようにまとめました。
- 留学期間は、休学しない限り交換留学でも私費留学でも日本の大学の在学期間に含まれるため、在学期間の観点からは留年の必要はない。
- 私費留学の場合は留学中に日本の大学に学費を払う必要が全くないので、休学する人が多い。
- 留学の形態を問わず、留学生は就職活動のために留年する人が多い。

多くの留学生が帰国するのは4年生の6月頃です。この時期、通常の就活は終わっています。
つまり、卒業単位は揃ってて卒業はできるけど、就職活動のために卒業を伸ばす人が多いということです。
留学と留年は必ずしもセットではなく、留年を避けることも可能です。就職活動の状況に応じてしっかり計画を立ててくださいね。
留年してでも留学をするメリット3選
卒業を遅らせてでも留学するメリットはあるのでしょうか?答えは「イエス」です!
留学には、留年したくないから留学を諦めるには、もったいなすぎるメリットがたくさんあります。
留年してでも留学をするメリットを以下のようにまとめました。
- 英語力がアップする
- 自分のキャリアが広がる
- 大人になってからの留学は難しい
では順に見ていきましょう!
1.英語力がアップする
留学すれば、英語力が上がる可能性が日本にいる学生より高くなります。
多くの企業はグローバルな視点を持ち、ビジネスレベルで英語ができる人材を求めています。
留学では自ずと英語が必要になる環境に身を置くことになるので、企業が求める高いレベルの英語力を身につけられる可能性が、留学していない人に比べて圧倒的に高くなります。

留学すれば英語力の点で就職に有利な力をつけることが可能になります。
特にグローバル企業で働きたい場合は留学を積極的に考えてみてください。
2.自分のキャリアが広がる
自分のキャリアを本格的に考え始める就活までに留学を経験することで、自分の将来の選択肢の幅を広げることができます。
留学中は英語力を磨くだけでなく、様々な価値観に出会い、自分の将来を考える時間がたっぷりあります。その国のことが大好きになってその国で駐在をしたいと思うかもしれません。
就職先の選択肢が一気に海外の企業にも広がるかもしれません。

留学は、ある種凝り固まった日本の就職活動を相対化して見るいい機会になり、自分のキャリアを見つめなおし、様々な選択肢に触れることができるいい機会です。
ぜひ自分のキャリアについて悩んでいる人も留学を考えてみてください。
3.大人になってからの留学は難しい
大学を卒業してからの留学は比較的ハードルが高いです。
社会人になってから留学するとなると、仕事をやめる必要があるかもしれません。結婚したり子供がいたりしたらますます難しくなるでしょう。

大学在学中の留学と社会人の留学は書類上の煩雑さではなく、現実的に厳しい現実があることが多いです。
様々な事情が絡みにくい学生の内に行った方がよさそうですね!
留学によって留年してしまうデメリット2選
留学のために留年してしまうデメリットがないか心配な人もいると思います。
確かに留学による留年にはデメリットもあります。でもデメリットを知ることで適切に対応できるのでしっかり知っておいてくださいね。
本記事では留学による留年のデメリットを以下のようにまとめました。
- 多額のお金がかかってしまう可能性がある
- 就活に不利な年度になってしまう可能性がある
では順に見ていきましょう!
1.多額のお金がかかってしまう可能性がある
留学により、留年してしまうことで多額のお金がかかってしまうことがあります。
留年にかかる費用は、本来払わなくてもいいお金です。
しかし留年は半年または一年、他の人より長く大学に在学することを意味するので、その分当然学費はかかります。
また留学費用、留年費用、休学費用と出費が重なる可能性があります。

留年すればその分の学費は払わざるを得ません。いくらかかるか把握しておきましょう。
2.就活に不利な年度になってしまう可能性がある
就職活動のために留年して卒業を伸ばしたとしても、不幸にもその年が就活に不利な年になってしまう可能性は拭えません。
景気や世界情勢は完璧に予想できるようなものではなく、現在のような感染症の世界的大流行により、急に就活氷河期も訪れる可能性もあります。
こればかりは誰にも予想できるものではありません。

就活のために留年したのに、そのために就活に不利な年になる可能性もあります。このことは念頭においておいてくださいね。
【実際どっち?】留学による留年は就活に影響する?
留学による留年は就活にほとんど影響しません。
留学経験者は英語力だけでない様々な力があることを企業も経験的に知っているのでしょう。
2017年のトビタテ留学JAPANの企業への調査によると以下のような結果が出ています。
- 75.3%の企業が「留学するために留年や休学することは採用においてマイナス評価にならない」と回答
- 80.4%の企業が「留学経験が仕事の役に立つ」と回答
- 84.4%の企業が「大学時代に留学した方がいい」と回答
このように留学は多くの企業で高く評価されていることが分かります。

仕事に役立つ留学経験とは、英語力はもちろん、多角的視点、コミュニケーション能力、論理的思考などが挙げられます。
留学による留年はデータからもあまり問題視されないということが分かったのではないでしょうか。留年することになってもその点は心配しないでくださいね。
「【知らないと損!】留学経験者が就活で成功する3つの理由」の記事では、留学経験者が就活を成功させるために必要なことについて詳しく解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください!
留学による留年を決めた後にするべきこと【簡単5STEP】
メリットもデメリットも把握して、いよいよ留学による留年を決めたら、次に具体的に何をしないといけないのでしょうか。
留学は他の人とスケジュールが異なるので、アンテナを貼っていないといつの間にか、留学のタイミングを逃すことにもなりかねないので、今から紹介する5ステップを確認してください。
本記事では留学を決めた後にすべきことを以下の5ステップにまとめました。
- 休学期間を設定する
- 休学にかかる諸費用を計算する
- 留学期間を設定する
- 詳細な留学計画を立てる
- 留学エージェントや大学に連絡する
では順に見ていきましょう!
1.休学期間を設定する
特に私費留学の場合はまず休学期間を決めましょう。
休学の場合、事前に大学の事務に届け出る必要があります。
交換留学の場合は、日本の大学に籍を置いたまま留学をするので、留学前や留学中に休学を検討する必要はありません。

留学に伴い休学をする人は休学期間を決めてしまいましょう。提出期限を過ぎると受理してもらえず、多額の費用が余分にかかってしまうので、休学期間と休学届の期限を把握しておいてくださいね。
2.休学にかかる諸費用を計算する
休学の期間・時期を決めたら、休学にかかる費用を計算しましょう。
休学にお金がかかる場合は、お金の用意をしなければなりません。分からない場合は所属大学の事務に問い合わせをすれば全て教えてくれます。

休学期間を決めたら休学の費用を計算しましょう。早めに知っておけば用意もスムーズにできます。なんでも早めに知っておきたいですね!
「【2020年度版】有名30大学の休学にかかる学費を徹底調査!」の記事では各大学ごとに休学にかかる費用について詳しく解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください!
3.留学期間を設定する
休学期間に伴って次は留学期間を設定しましょう。
留学期間を決めないことには、理由もなく休学を決めたことになります。実りのある留学のために、自分にあった留学期間を決めます。
交換留学の場合は、国や大学によって留学期間は決まっているので考える必要はないですね。

休学期間を決め、休学費用を計算したら、いよいよ留学期間を決めましょう。留学形態により期間も時期も変わるので、しっかりチェックしてくださいね。
4.詳細な留学計画を立てる
留学期間を決めたら、詳細な留学計画を立てましょう。
出国、帰国の時期、ビザの手配、滞在先、履修登録、授業料の振り込み期限、奨学金の申し込み・・・など。
とにかく留学には非常にたくさんの煩雑な手続きがあります。それをタイムラインで把握し、一つ一つこなしていく必要があります。
履修は出国前に早い者勝ちで登録しないと取れないと言っていた友達がいました。

煩雑な手続きで嫌になるかもしれませんが、一つ一つ早めに動けば絶対に大丈夫ですので、安心して取り組んでくださいね。
5.留学エージェントや大学に連絡する
計画が立てられたら留学エージェントや大学に連絡しましょう。
関係者に連絡することで、その計画が現実的かどうか、大学との誤解はないか最終チェックをすることができます。
また計画段階で大学やエージェントに相談して助言をもらうことも可能です。

最後に留学エージェントや大学に連絡しましょう。分からないことも併せてしっかり聞きいてくださいね。
まとめ:留年して留学するよりも休学して留学する方がおすすめ!
本記事では留学と留年と休学の関係を徹底解説してきました。
結局卒業を伸ばすのであれば、私費留学の場合は休学して留学する方が、留年して留学するよりも断然お勧めです。その結果、卒業が伸びることになっても、就活では全く不利になることはありません。
留学は国内では体験できない素晴らしい機会にあふれているので、たとえ卒業が遅れても行く価値があると思います。
結局、お金が問題になると思いますが、早めに行動することで最低限の出費で留学をすることができます。
留学を考えている人は、ぜひ前向きに考えてみてください。
- 留学で卒業が伸びても就活で不利にならない
- 大学生のうちに留学に行くべき
- 私費留学するなら休学して行くべき